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2006.03.30

JPC2006(3)~猛獣スタイルの奥深い世界1

実はこの(ターンでアクションする)、かなりパニクっていた。フロップでのレイズにコールドコールが2人もいたことだけでもヤバイのに、ターンに3枚目のクラブである。でも、ベットはすると決めた。何点にしようか?そこで、私が手に取ったチップは...

1,200点...

かなりショボイ(笑)ポットはすでに4,000点を軽く超えいているはずである。それに対して1,200点はあまりにも少なすぎる。

このベット額については翌日とても反省したのだが、その場では、反省なんてしている場合ではなかった。左隣のmotoさんがオールインしたのである。そしてBertさんが降りて、私にアクションが周ってきているのである。

motoさんとは、昨年夏ラスベガスのリンダ邸で開かれたパーティーで初めて会い、少しだけ話した事がある。話してみてすぐわかるのだが彼はとても賢いプレイヤーで、ノーリミットホールデムの特にライブゲームでは、私とは段違いの経験を積んでいることも容易に想像できた。彼とはリンダ邸でのSnGで少しだけ遊んだことがあるが、その時と同じく、JPCで共にした約1時間も無茶なことは全くしていなかった。

その彼がターンでオールインしたのである。フロップの段階では、私はmotoさんを33、22、A4と予想し、フラッシュドローでは無いと思っていた。でも、彼はフラッシュを持っていると主張している。そして、恐らくそれはAハイだろうということは容易に想像できた。しかし、本当にフラッシュを持っているのだろうか?フロップのレイズをAXsでコールしたのだろうか?

ターンでのオールインで、彼はストレートでは無いとかなり確信していた。ただし、どうしても捨てきれないのが33、22の線だった。もしかしたら、遥か想像を超えた領域で私とBertさんのテルを感じ取り、私が3枚目のクラブにビビっていること(これは簡単に感じとれたかもしれない)やBertさんがフラッシュを持っていないことを確信して、33,22でオールインしたのではないか、という可能性をどうしても捨てきれないのである。といっても、やはり10%あるかどうか、だとは思ったが。

彼のオールインは、私がベットした1,200点を差し引いて、残り5,000点強であった。彼が例え10%の可能性で33,22を持っていたとしても、フルハウスを引きにいくためのポットオッズは全然合わないのは一目瞭然である。だが、自分のチップ量を数えることにした。ここで、猛獣スタイルの必殺技が出てくるのである。

現在のポットはフロップまでの約4,800点+私がターンでベットした1,200点と彼の1,200点で計7,200点くらい。それに対してレイズ額が5,000点強。もし、私がコールして負けた場合、残りは3,500点になる。スタート時の3分の1のチップ量になってしまうが、JPCのブラインドスケジュールを考えると、小動物スタイルで頑張ればまだまだ許容範囲内である。

もしここで勝った場合は20,000点を超えるが、トーナメントが始まって間もないこの段階では他のプレイヤーの平均点に対して倍額となるチップ量など、見た目ほどの差は実際は無い(これについては、吠さんのブログやHP上の記事が大変参考になる)。よって、拡張版Implied Oddsは利用できない(追記:もっとも、相手は既にオールインしているのでImplied Oddsは最初から無い)。では、どうするか?

猛獣スタイルの基本の1つは、ポジティブ・シンキングである。しかも、ただのポジティブではない。場合によっては、自分にとって都合が良いように事実をねじ曲げることさえするのである(笑)。この場合では、私は

「ターンで1,200点のベットをした」

のではなく、

「ターンで3,000点のベットをした」ことにするのである(笑)

実際、パニクッていなければ3,000点のベットをしていたかもしれない。それに、私が3,000点ベットしたとしても、motoさんはオールインにしたに違いない。そして、やはりBertさんは降りたに違いない。そして、もし3,000点ベットしていたならば、motoさんにオールインされて、それに負けると3,500点しか残らないとしてもコールするはずである。ベット額以外は今と全く同じ状況なのである。さらに発展させると、3,000点ベットした時と同じ情報を1,200点のベットで得ることができてラッキーだった、とさえ考えるのである。

私がコールして、ショーダウンすることになった。そして、この時、私は重大なことを見落としていたのに気づくのである。

motoさんのカードはAc4cであった。彼はストレートを持っていたのである。そしてAハイフラッシュも。まさに、これしか無いといったカードであった。恥ずかしいことにAc4cの可能性を完全に見落としていた。仮にフロップの段階でAc4cの可能性に気づいていたとしたら、ターンではベットすることが出来なかったかもしれない。

リバーは、ハートの2であった。

(続く)









('∀`).oO(猛獣スタイルの必殺技。。。って、お前、それ、ただのラッキーだろ。。。)
↑ポーカーの神様









(´_ゝ`).oO(それに長げーよ。。。)
↑ポーカーの神様2

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コメント

「奥深い世界」シリーズ、楽しく読ませてもらいました。

awkさんほどの熟練者にいろんなお褒めのお言葉いただいて、まことに恐縮です。「無茶なプレイはしない」と評していただいておりますが、自分がプリフロレイズしたり、フロップ以降チェックレイズ入れた盤面では無茶しまくりといろんな方々にご指摘うける私のプレイです。披露するシチュがawkさんに対してまだ無いだけなのかもです。

フロップスト完成状態で、awkさんのレイズにジャストコールは、レイズるとストが透け透けになっちゃいますもんね。ターンでペアるか4が出なければオールインと決めてました。

「Ac4cを見落としてた」とおっしゃいますが、私がawkさんの立場でもターンのオールインにはチップ量的にもコーってると思います。その後なんとか2位終了いただけてそれだけでも上京した甲斐があったと思ってます。

ただ、Burtさんのアグレッシブプレイが見れないまま、それ以上にアグレッシブだったkugatuさん艦隊に早々に入隊(仮?)してしまったのはちょっと残念でしたね。ただ、飲みの際には隊長のおもろい話が聞けてそれだけでも上京した甲斐があったと思ってます。ちょっと天丼。

投稿: moto | 2006.03.31 06:39 午後

#すっかり遅くなってしまいましたが...
motoさん、コメントありがとうございました。

昨年のラスベガス以来、ゆっくりお話しする機会が取れないのが残念ですが、またいつかどこかでお会いして一緒にポーカーで遊んだり飲んだりできることを楽しみにしています。

では、またー(^^)

投稿: awk | 2006.04.06 10:19 午前

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